きれいな街は、人の心もきれいに。地域にひろがるDoing good活動/NPO法人グリーンバード代表・福田圭祐さん(前編) 【特集企画】女性たちにひろがるDo wellな取り組み
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きれいな街は、人の心もきれいに。地域にひろがるDoing good活動/NPO法人グリーンバード代表・福田圭祐さん(前編)

「green bird(グリーンバード)」とは、“きれいな街は、人の心もきれいにする”をコンセプトに街のごみ拾い活動をおこなう団体です。2002年に原宿で生まれ育った数名の青年たちが活動をスタートし、翌年には、この活動をさらに広げるために法人化。現在その活動が日本各地はもちろん、海外まで広がりをみせています。その生い立ちや活動内容、将来のビジョンなどについて、代表を務める福田圭祐(ふくだ・けいすけ)さんにお話を伺いました。

自分たちが住む街をもっとキレイで、もっとカッコイイ街に

DOWELL編集部: この度はお世話になります。まずはグリーンバードが誕生した経緯から教えてください。

福田さん: NPO法人となったのは2003年ですが、組織は前年の2002年に起ち上がっています。現在の渋谷区長の長谷部健が初代代表なのですが、長谷部を含む原宿表参道に所縁のあった数名の青年たちが、この街でごみ拾い活動を始めたのがきっかけです。

DOWELL編集部: そもそも、どうしてごみ拾いをすることになったのですか?

福田さん: 今と変わらず、当時の原宿表参道も、日本を代表する流行、カルチャーの発信地として連日多くの人々で賑わっていましたが、その裏で深刻な社会問題にまで発展していたのが、ごみのポイ捨てでした。イルミネーションなど様々なイベントも開催される中、これ以上、街を汚したくないと考えた原宿表参道の「欅会(商店街振興組合)」の青年部の面々が、自分たちの手で自分たちの街をキレイにしようと立ち上がったのです。

DOWELL編集部: イベントのポイ捨てがきっかけだったというわけですね。最近のハロウィーンの問題を思い出しました。

福田さん: 若い人たちにはその方が想像しやすいでしょうね。そしてこのボランティア活動を、きちんと組織化して広げていけないかと真剣に考え始めたのです。

DOWELL編集部: お写真拝見したら、参加しているみなさん楽しそうですし、格好いいですね。

福田さん: はい。ごみ拾いってどちらかと言うと“真面目・固い・地味”なイメージがあるじゃないですか。でもそこをひっくり返して“楽しい・カッコイイ・オシャレ”にしてみようと。合言葉は“KEEP CLEAN, KEEP GREEN.”組織の名称は”幸せの青い鳥”をもとに、街をキレイにする幸せの緑の鳥(グリーンバード)が生まれたと聞いています。

長谷部は、サラリーマン時代は広告代理店に勤務しており、こういう企画を立てるのは得意。それまでに培った人脈なども活かして企画書を起こしたそうです。一度見たら忘れそうにないタッチのロゴは寄藤文平さん、コンセプトコピーは中村聖子さんと、日本を代表するクリエイターのみなさんにご協力いただけたのも大きかったですね。

参加登録は不要。用具の持参も不要

DOWELL編集部: さらに参加のハードルを下げるために様々なアイデアを出されているとか。

福田さん: そこをご説明するために、まずはうちの運営方法を簡潔に。地域ごとにあるチーム単位で活動しているんですが、各チームのリーダーが現場を運営しています。参加者の構成は、常連のメンバーで固定されているのではありません。子供から大人までその地域で働いている人、住んでいる人、学んでいる人など多種多様な人が参加し、その日その日で、一期一会の顔ぶれとなるわけです。

ここからがポイントで、実は参加の事前登録は不要。軍手なども含めてすべて道具はこちらで用意していますから、思い立ったらすぐに、しかも身ひとつで参加してもらえます。一度参加したからといって「次回も出られますか?」とかお聞きすることはせず、束縛感を与えるものではありません。これらの試みや姿勢で参加のハードルが下げられているのだと思います。

DOWELL編集部: なかには、見知らぬ人の交流を求めている方もいらっしゃいますよね。

福田さん: おっしゃる通りです。ただ淡泊で何もしがらみのない場にしようとしているわけではありません。新しい人との出会いを期待して参加している方がいらっしゃいますが、決してみんながみんな上手にコミュニケーションが取れる訳ではないですし、新しいことにチャレンジ、参加する時って誰でも不安な気持ちがあります。

そこで用意しているのが2種類のごみ袋。「燃やす」「燃えない」で分けているんですが、1人1種類しか持つことができません。つまり「燃やす」を持っている人が空き缶を拾ったら、「燃えない」の方に頼んで入れさせてもらうしかない。これを何度か繰り返していくと、自然と会話が生まれてくるんですよ。「今日はどちらから参加されたんですか?」とか。

DOWELL編集部: まさに社会貢献ビギナーにぴったり。ここまでの広がりをみせてきた要因はどこにあると思われますか。

福田さん: 指摘された“社会貢献ビギナー”が大切なんです。プロジェクトを起ち上げたばかりの頃、ある数字に着目しました。それは社会貢献の参加については「すでに参加:機会があれば参加/興味関心がある:興味がない/偽善だと思う」=「2:6:2」というもの。グリーンバードはこのうち6割に該当する層を意識して、積極的に働きかけていったのです。

活動を重ねているうちにスポンサーが集まり、メディアに出たり、タレントの方が参加されたり、SNSで拡散されたり……。よい意味で影響力を持つ組織に育ちました。参加された方にも、単なる掃除ボランティアで終わらず、人と人が繋がる場や新しいコミュニティを提供できていると確信していますね。

(後編に続く)

きれいな街は、人の心もきれいに。地域にひろがるDoing good活動/NPO法人グリーンバード代表・福田圭祐さん(後編)

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