セラミック技術でSDGs達成に貢献する(後編) /日本ガイシ株式会社 経営企画室 龍野雅美さん【Do well by doing good. Action】FANTASTICS from EXILE TRIBE 堀夏喜さん 【特集企画】シゴトでいいこと!アソビでいいこと!
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セラミック技術でSDGs達成に貢献する(後編) /日本ガイシ株式会社 経営企画室 龍野雅美さん【Do well by doing good. Action】FANTASTICS from EXILE TRIBE 堀夏喜さん

先月からスタートした、FANTASTICS from EXILE TRIBEの佐藤大樹さん、堀夏喜さんが、Do well by doing good. いいことをして世界と社会をよくしていこう! という活動に取り組む企業や団体を訪問するこちらのコーナー。今回は、堀夏喜さんが「100年前から、SDGs発想。」を掲げ、電力用のがいしをはじめ、高度なセラミック技術を活かした製品で環境問題の解決に貢献しているセラミックメーカー、日本ガイシ株式会社を訪れ、製造現場である工場を見学。その後、経営企画室マネージャーの龍野雅美(たつの・まさよし)さんにお話を伺いました。後編では、前編に引き続き、日本ガイシの環境への貢献についてご紹介していきます。

(前編)を読む>>>

売り上げの30%は新製品で

DOWELL編集部: 今までお話を伺ってきて、どんどん新しい製品が生まれてくるのには驚きました。

龍野さん: 私たちは2013年度に「チャレンジ30」という目標を掲げました。それは売り上げの30%を新製品でまかなうことを目指すもので、2017年度までに無事に達成することができました。2018年度からは「キープ アップ30」を新たな目標として、常に新製品で30%の売り上げを立てようとしています。

DOWELL編集部: そうして誕生した新製品の多くが、SDGsの目標達成につながる理念があって、社会に新しい価値をもたらすもののように思います。

龍野さん: 先ほどもお話ししましたが、私たちはSDGs は自分たちにとっては特別に新しいものとは考えていません。私たちが提供してきた環境貢献製品はSDGs の概念にそのままあてはまるものです。そして、それを可能にしているのは、手前味噌ではありますが、私たちの持つ特殊なセラミック技術です。実は世界には私たちのようなセラミックメーカーは少ないんです。ですから私たちは、自分たちが生み出す製品で、日本国内に限らず、世界中のサステナブルな活動に貢献できると思っています。

本業でSDGsに貢献したい

DOWELL編集部: 今まで製品についてお聞きしてきましたが、それ以外でもサステナブルな取り組みをされているのですか。

龍野さん: そうですね。留学生の支援はもう20年ほど続いています。これまでに支援した留学生は39カ国、延べ875人にのぼっています。また現在、特に話題になっているのは、「NGKサイエンスサイト」(https://site.ngk.co.jp/)ですね。小中学生向けの科学実験を紹介するサイトで、ものづくりや科学に興味を持ってもらえる内容になっています。

これはコロナ禍による自粛期間中に、多くのメディアで紹介されたんですよ。「ステイホーム特集 家の中にあるものでできる実験」は、たくさんのお子さんに見てもらえたようで、これもある種の社会貢献と言えるのではないでしょうか。

DOWELL編集部: それは拝見しました。「おうちの中で、たこあげ大会」「室内で蜃気楼 発生中!」など大人も魅かれますし、ネーミングもユニークで楽しいですね。

龍野さん: ありがとうございます。こうしたボランティア活動ももちろん重要ですが、やはり本業の製品で貢献していきたいですね。「水をきれいにする」「空気をきれいにする」製品を作って、ちゃんと利益も出して、環境に貢献し続けていく――これが企業としての正しい取り組み方だと考えています。

堀さん: いま、「空気をきれいにする」というお話が出たので、そのつながりで。世界は「脱炭素」に向かって進んでいますが、何か新しい取り組みは進めているんですか?

龍野さん: テレビコマーシャルなどでも紹介していますが、効率のよい天然ガスの精製と同時に二酸化炭素(CO2)の分離もできる新しいセラミックフィルターを開発中で、もう実証段階に入っています。分離したCO2は地下に貯蔵することができるので、地球温暖化防止につながるんです。

堀さん: CO2を地下に貯蔵するというのは、どんなことなのか気になりますね。何か問題が発生するということはないんですか?

龍野さん: そういったことは報告されていません。このCO2を地中に埋めるというのは、世界中で、国家レベルで進められているプロジェクトなんです。私たちの作るフィルターが、そのプロジェクトに貢献できればと思っています。

堀さん: なるほど。『DOWELL magazine』が提唱している「Do well by doing good. 活動」は、「いいことをして世界と社会をよくしていこう」という活動のことですが、まさに日本ガイシさんのことのようですね。

龍野さん: ありがとうございます。それが私たちにとって自然なことで、そのようにして今まで会社が続いてきた、という感覚です。だから、最近SDGsという言葉が出てきたからといって、株主総会でSDGsについて聞かれることはありません。聞かれるのは「今度はどんな新製品を作っているんだ?」ということです。環境にいいことをするのが当たり前で、まさに、そういった活動を続けることが、われわれの存在意義なんですね。

DOWELL編集部: 最後になりますが、DOWELLMagazin9月号のテーマは、「シゴトでいいこと! アソビでいいこと!」です。日本ガイシさんでいえば、さきほどの「NGKサイエンスサイト」は遊び心いっぱいですね。

龍野さん: 確かにそうです。でも堅い話になってしまいますが、がいしをはじめ、自動車排ガス浄化用部品にしても電池にしても、私たちの本業は、決して前面に立たず目立たないところにあるものの、これがないと、世の中の安心・安全を維持するのは難しくなるのではないかなというモノを作っていくことです。そう考えると、皆さんの「アソビでいいこと!」を、私たちの「シゴトでいいこと!」が黒子として応援している。そのような構図を描けることが、私たちにとっての喜びであり、誇りですね。

(前編)を読む>>>

FANTASTICS from EXILE TRIBE のNEWシングル、 「Winding Road ~未来へ~」9月23日発売決定!

この連載に登場いただいている佐藤大樹さん、堀夏喜さんが所属する FANTASTICS from EXILE TRIBEが担当する「ワクワク!カンパニー Do well by doing good!」のコーナーテーマソング「Winding Road ~未来へ~」が9月23日に発売されます!

 

▽▽▽詳しくはこちらから▽▽▽

https://m.tribe-m.jp/news/detail?news_id=30249&group_id=168

この連載は、CBCテレビの情報ワイド番組「チャント!」で毎週火曜日16時台に放送されている「ワクワク!カンパニー Do well by doing good!」と連動した連載企画です。こちらの番組は、下記URLからアーカイブをご覧いただけます。

 

▽▽▽番組アーカイブはこちらから▽▽▽

Locipo(ロキポ)

 

▽▽▽番組情報はこちらから▽▽▽

CBC創立70周年記念企画コーナー・ワクワク!カンパニー Do well by doing good!

DOWELL magazine公式SNSでは毎週火曜日に『FANTASTICS from EXILE TRIBE 佐藤大樹さん・堀夏喜さん連載企画』を発信中!

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