“心にもっとくつろぎを”届けていきたい(前編)/株式会社コメダ 間宮彩乃さん・中島絵里子さん【Do well by doing good. Action】FANTASTICS from EXILE TRIBE 佐藤大樹さん 【特集企画】これからの時代の課題解決とは?
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“心にもっとくつろぎを”届けていきたい(前編)/株式会社コメダ 間宮彩乃さん・中島絵里子さん【Do well by doing good. Action】FANTASTICS from EXILE TRIBE 佐藤大樹さん

FANTASTICS from EXILE TRIBEの佐藤大樹さん、堀夏喜さんが、「Do well by doing good. いいことをして世界と社会をよくしていこう!」という活動に取り組む企業や団体を訪問するこちらのコーナー。今回は、全国に900店舗以上を展開する株式会社コメダがこの7月、東京・東銀座にオープンした、プラントベース100%(植物由来)新業態ブランド『KOMEDA is □(コメダイズ)』を佐藤大樹さんが訪問。その意欲的な新メニューなどを体感したあと、コメダグループが実践するコメダらしいサステナビリティ活動や、今後の取り組みについて、株式会社コメダ サステナビリティ推進室の間宮彩乃(まみや・あやの)さんと、コーポレート コミュニケーション室の中島絵里子(なかじま・えりこ)さんに伺いました。

この先の50年を見据えて、“心にもっとくつろぎを”を掲げる

佐藤さん:  コメダさんは、僕も大好きなお店のひとつです。でも、サステナブルな取り組みをされているということは知りませんでした。そこでまず、2018年に始まったサステナビリティ活動“心にもっとくつろぎを”プロジェクトについて、どのようなきっかけでスタートし、どんな思いが込められているのかを教えてください。

間宮さん: 2018年という年は、実はコメダの創業50周年に当たる年でした。それまで“くつろぐ、いちばんいいところ”を目指してきたコメダグループでしたが、50年という節目を迎え、この先の50年、どのように社会へ貢献していくべきなのかを改めて考えたのです。そんな時に、原料の調達先である商社のご紹介で、シンガポールに拠点を持つ『Olam International Limited』(以下オラム社)という農業事業会社とお話することができました。

オラム社は、世界有数のコーヒーやナッツの取扱量を誇る会社でありながら、約400万戸以上の生産農家と日々正面から向き合い、持続可能な社会の実現に向けて世界の食と農に関する数多くの課題解決に取り組んでいます。その姿勢に触れ、私たちも“くつろぎ”を提供し続けるためには、さまざまな社会課題に真摯に向き合い、その解決に取り組む責任があるという思いを強くしました。 それが、新しいサステナビリティ活動を始める契機となったのです。

中島さん: コメダでコーヒーを飲みながらくつろいでいただくことで、お客様の“くつろぎ”の輪が大きくなり、この地球に笑顔を増やしたり、子どもたちのその子どもたち、さらにその子どもたちへとその笑顔がつながっていく……。そんな世界にしたいという思いが、“心にもっとくつろぎを”という宣言となりました。

佐藤さん: なるほど、創業50周年の節目にスタートした活動だったんですね。では、お客様がくつろげることと、コメダさんのサステナブルな活動は、どのようにリンクしているのでしょう?

中島さん: コメダの扱うコーヒーは、すべて先ほどお話したオラム社から仕入れることにしています。それによって間接的ではありますが、生産農家の方たちがコーヒーを作り続けられる活動に協力しています。このコーヒー豆で淹れたコメダブレンドをお客様にいつも通り飲んでいただくことが、生産農家の方の笑顔につながっていくのです。

間宮さん: ほかにも、コメダのドリンクに付く豆菓子のパッケージは、障がいを抱えるアーティストにデザインしてもらっています。作品を通して知っていただくことで障がいを抱える方への平等な評価と働きがいに繋げていきたいという想いがあります。

プラントベース100%メニューの新たなブランド『KOMEDA is □』をオープン

佐藤さん: いろいろな面でサステナブルに配慮されているんですね! 素晴らしいと思います。ところで、新業態ブランドの『KOMEDA is □(コメダイズ)』ですが、メニューなど、とても斬新に感じました。改めて、このお店の詳細やオープンまでの経緯について教えてください。

中島さん: コメダらしいサステナビリティ活動の新しい取り組みが、プラントベース(※注)の喫茶店である『KOMEDA is □』です。地球温暖化の原因となるさまざまな温室効果ガスの中には、畜産から発生するメタンも含まれています。

そこで週に1度でも、お肉を摂らないことで、畜産から発生する温室効果ガスを抑える機会を提供できればと考えて『KOMEDA is □』を開店し、地球に優しい食事を摂ることを提案しているのです。

佐藤さん: ということは、『KOMEDA is □』では、肉類や動物性の乳製品などは一切使っていないんですか?

(※注)植物由来の原材料のみを使用すること

間宮さん: 店内で提供するドリンクとフードはすべて植物由来の食材です。それだけでなく、加工・製造過程においても動物由来の材料を一切使わず、植物由来100%を徹底しています。看板商品である『べっぴんバーガー』は、食べごたえ抜群の大豆パテを使用することで、本物のお肉と区別がつかないくらい美味しい商品になっていると自負しています。

「環境のために、たまにはお肉を我慢しよう」という時に、「本物のお肉じゃないから味も我慢しよう」ではコメダらしくない。コメダらしいサステナビリティ活動は、いつもと変わらないことが大切で、それには美味しいことが大前提なんです。先ほど佐藤さんにも『べっぴんバーガー』を召し上がっていただきましたが、いかがでしたか?

佐藤さん: とてもジューシーで、教えてもらわなければお肉を使っていないとは分かりませんでした! 「肉を我慢しなくてはいけない」という“やらされ感”など全くなくて、“ご褒美ごはん”としていただいても嬉しいぐらいの美味しさでした!

中島さん: そう言っていただけて、ホッとしました(笑)。コメダのサステナブルは押し付けにならないことを心がけています。「大豆の肉を食べましょう! 食べてみませんか?」ではなく、お客様が構えることなく普通に美味しく食べることができて、その結果、サステナブルな活動に貢献していた、というのが理想なんですよ。

佐藤さん: ちなみに、『KOMEDA is □』というユニークな店名はどういう意味なんでしょうか。僕はもちろん読者も気になっていると思います。その由来もお聞きしたいです。

間宮さん: 確かに「?」って思われますよね。この名前には実はふたつ意味があって、ひとつ目は“KOMEDA is(コメダイズ)”の中に米(コメ)と大豆(ダイズ)というワードが隠れているところ。

もうひとつは“□”の役割ですね。ここには「リラックス」「美味しいところ」「友だちと過ごすところ」といった、お好きなポジティブワードをお客様に入れていただきたいと考えました。私たちが言葉を入れてしまうと押し付けになるので、お客様に自由に入れてもらうことで、「私たちと何か一緒にいいことしませんか?」という思いも込めているんですよ。

KOMEDA is □』の取り組みに興味津々の佐藤さん。後編では、同時期にオープンした『コメダ珈琲店 吉祥寺西口店』について、そしてDo well by doing good.」活動に関してお話を伺います。

(後編)を読む>>>

撮影協力店舗

KOMEDA is □(コメダイズ)
住所:東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア1階
営業時間:7:00~23:00(L.O. 22:30)
TEL:03-6260-6369
URL:https://www.komeda-is.com

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